PRESS RELEASE

2014.03.12

マイクロ波を利用した数層グラフェンの新規量産技術を開発

マイクロ波を利用した数層グラフェンの新規量産技術を開発

 

 マイクロ波化学株式会社(代表取締役社長:吉野巌)は、マイクロ波1を利用して、エレクトロニクス材料や軽量高強度材料など様々な分野への応用が可能な数層グラフェンの新規製造・量産技術を開発しました。

 

 グラフェンはグラファイト(黒鉛)を炭素単原子の厚みまで剥離することで得られるナノ素材であり、その極めて高い導電性や熱安定性、力学強度等から電池電極材料や導電・熱伝材料、樹脂コンポジット等の構造材料等への応用が期待されています。一方で、従来の製造法の多くはプロセスが複雑で大量生産に不向きな上に、酸化還元処理等を経ることで欠陥や不純物を多く含むという課題がありました。

マイクロ波化学株式会社はマイクロ波基盤技術を用いた革新的技術開発により、「高効率・安価な数層グラフェンの量産化」に成功しました。本開発技術を用いることで、従来のような複雑プロセスを必要としないワンパス処理化が可能となり、このプロセス簡略化とマイクロ波の優れたエネルギー効率から、グラフェンコストを従来よりも一桁以上削減することが可能です。また、本開発技術は酸化還元処理を経ないことから、欠陥や不純物の極めて少ない数層グラフェンが得られ2、かつ量産性にも優れるという特徴があります。

今後は更なる品種バリエーションの拡大と生産能力増強による本格的な量産化を進めてまいります。

 

 

*1 電磁波の一種であるマイクロ波は、身近なところでは電子レンジに使用されており、マイクロ波を照射することで通常の外部熱による加熱手法と異なり、マイクロ波との導電損失を利用して被加熱物質を直接加熱する特徴があります。

*2 ラマン測定(図2)により評価。1,360cm-1付近のDバンドと呼ばれるピークはグラフェンの構造欠陥に由来し、このピークが低いほど構造が保持されていることを示します。

 

  図1:開発グラフェンサンプル(約3g)

 図2:ラマンスペクトル

 図3:開発グラフェンのTEM画像

 

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