当社では、カーボンニュートラルに向けた独自の取り組み・コンセプトを
として掲げ、
マイクロ波の導入を推進しています。
当社では、カーボンニュートラルに向けた独自の取り組み・コンセプトを
として掲げ、
マイクロ波の導入を推進しています。
カーボンニュートラルを達成するために、
なぜマイクロ波が必要なのか、産業部門にどんなインパクトを与えるのか、
ご紹介していきます。
製造業を中心とした産業部門は、CO₂排出量が多いことで知られています。
それは未だに化石燃料を用いたプロセスが大半を占めているからです。
CO₂を削減するためには電力を用いたプロセス(=電化)への移行が必要であることは認識されていますが、
有効なソリューションが確立されていないのが現状です。
Chapter 01
Q.マイクロ波がカーボンニュートラルに貢献できるのはなぜですか?
A. 再生可能エネルギーによる電化とマイクロ波プロセスを掛け合わせることで、従来法よりCO2排出量を90%削減することができるからです。
※1 エネルギー変換効率…投入したエネルギーに対して回収できるエネルギーの割合
※2 反応効率向上…同じエネルギー投入であってもマイクロ波の特性によって従来加熱よりも反応が促進し生産量が多くなる
Columnマイクロ波プロセスの価値について
企業が排出する炭素によって課税されるカーボンプライシングの導入により、
マイクロ波プロセスの価値に地球環境保全への貢献という側面が加わりました。
設備投資コストや事業のランニングコストの削減のみならず、
何よりCO2排出量を90%も削減することから、
カーボンニュートラルの本質的なソリューションになることが期待されています。
Chapter 02
Q.どのような領域やプロセスに力を入れていきますか。
A. 特にCO₂排出量の大きい領域である石油化学領域と、鉱山領域への展開に力を入れていきます。
カーボンニュートラル実現に欠かせない分野やCO₂排出量が多い分野こそ、プロセスをマイクロ波に置き換えることで、産業部門にインパクトを与えることができると考えています。
Column他の電化加熱手段との違い
マイクロ波の価値についてご紹介してきましたが、電化プロセスには、
マイクロ波の他に、電磁誘導加熱(IH)、電気ヒーター加熱などの方法があります。
マイクロ波加熱が他と最も異なるのは、対象となる物質の分子に直接働きかけ、活性化させるので、
エネルギー効率が高いということです。
これが、設備のコンパクト化やコストダウンできる理由となっています。
Chapter 03
Q.マイクロ波を導入すると、どのくらいメリットがありますか?
A. CO₂排出量は約90%、エネルギー当量は約70%削減の実績を得ています。
当社がマイクロ波プロセスを用いて実証・実装を行なった中から、その一例をご紹介します。マイクロ波を使うとCO₂排出量、エネルギー当量共に大幅に削減できることがわかっています。
Chapter 04
Q.現在進行中のプロジェクトはありますか?
A. 既にグローバル企業、研究開発機関とパートナーシップを組んで動き出しています。
私たちは、マイクロ波の優位性をもとに既にいくつものプロジェクトを同時進行しており、以下の図のように幅広い領域で取り組みを進めています。
私たちのビジョンは、電化×マイクロ波プロセスを産業部門におけるスタンダードにすることにより、カーボンニュートラル実現に大きく貢献することなのです。
このようにマイクロ波は、
世界が抱えている環境問題を
大きく前進させ、美しい地球の未来のために
貢献できる技術です。
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