Company

共同創業者メッセージ

2006年、ビジネスマンの吉野と、サイエンティストの塚原が出会い、『ビジネスを通して環境・エネルギー産業にインパクトを与える』『化学産業にイノベーションを起こしたい』と、翌年の2007年に会社を創立。今日まで駆け抜けてきました。様々な企業との共同事業を進め、次を見据えるステージに達した現在。二人が考えていること、今後にかける想いをご紹介します。

Founder

共同創業者

  • 代表取締役社長CEO

    吉野 巌

    Yoshino Iwao

    三井物産(株)(化学品本部)、退職後、米国にてベンチャーやコンサルティングに従事。2007年8月、マイクロ波化学㈱設立、代表取締役就任(現任)。1990年慶応義塾大学法学部法律学科卒、2002年UCバークレー経営学修士(MBA)、技術経営(MOT)日立フェロー。

  • 取締役CSO

    塚原 保徳

    Tsukahara Yasunori

    2003年大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了、2004年大阪大学大学院工学研究科・特任研究員、2006年大阪大学大学院工学研究科特任准教授。2018年大阪大学大学院工学研究科招へい准教授。専門はマイクロ波化学、無機化学、光化学。

Message

共同創業者メッセージ

  • ビジネスモデルを変換し、世界を見据えたビジネスへ。

    吉野 巌

    変革を実現できるベストな手段はビジネスである。

    キレイな空気や美味しい水に囲まれたいというのは人類普遍の願いです。これに少しでも貢献する事業として、創業時は、廃油からバイオ燃料を製造する技術としてマイクロ波の利用を考えていました。しかし、試行錯誤を重ねる中で、マイクロ波を使ったモノづくりの方法自体をプラットフォームとして提供するというビジネスモデルにたどり着きました。苦難の多い道を選んだのかもしれませんが、この決断のおかげで幅広い領域で実績を上げることができ、独自のマイクロ波技術プラットフォームをつくりあげることに成功したのです。

    それは、消費エネルギー1/3、加熱時間1/10、工場面積1/5に削減可能な革新的技術であり、モノづくりの電化を通して、地球規模の課題でもあるカーボンニュートラルにも大きく貢献することが期待できます。

    現在、私たちは化学メーカーをはじめ、様々な企業との共同プロジェクトを進行中です。

    創業から15年が経ち、環境やエネルギー問題に貢献をするという会社創立の想いは、紆余曲折を経て、ようやくスタートラインに立ったといえるでしょう。今後は、その想いが一つひとつ現実となることを見届けながら、このビジネスで世界にインパクトを与えたいと考えています。

  • スケールアップは困難と言われていた技術を、化学産業のグローバルスタンダードへ。

    塚原 保徳

    最大の難関は「1号ラインの壁」でした。マイクロ波プロセスを化学産業で活用するためには、装置を大型化する必要があったのですが、当時はラボスケールの報告は十分あるにも関わらず、産業レベルの規模に応用するのは、ほぼ不可能」と考えられていました。

    産業に耐えうるプロセスにするため、我々はデザインに注力しました。そのデザインとは、“何にマイクロ波を伝達するか”の反応系デザインと、“どのようにマイクロ波を分布させるか”の反応器デザインの2つです。また、化学産業は安全が非常に重視されます。そこでマイクロ波プロセスがスケールアップできることを証明するため、2014年に年産3,200トンの製造能力をもち、消防法をクリアしたマイクロ波プラントを世界で初めて建設しました。そこでやっと、世の中に化学産業へマイクロ波プロセスが適用できると認識してもらえたと思っています。

    研究開発からエンジニアリング、生産技術を一気通貫で行うことにより、現在の技術プラットフォームが形成されていきました。マイクロ波プロセスは、省エネ、高効率、コンパクトという優位性だけではなく、再生可能エネルギーと組み合わせることによりCO2の排出量を90%以上削減し、カーボンニュートラルという世界共通の社会課題に貢献できると考えています。

    この技術を、化学産業のグローバルスタンダードにしたい。私たちの夢は、既に現実のものになりつつあります。