2018.01.23PRESS RELEASE
マイクロ波化学㈱と岩谷産業㈱が資本業務提携 〜マイクロ波を使用した次世代材料分野への本格参入を目指す〜
2018年1月23日
マイクロ波化学株式会社
岩谷産業株式会社
マイクロ波化学㈱と岩谷産業㈱が資本業務提携
〜マイクロ波を使用した次世代材料分野への本格参入を目指す〜
マイクロ波化学株式会社(本社:大阪府吹田市、社長:吉野 巌、以下MWCC)と岩谷産業株式会社
(本社:大阪府大阪市・東京都港区、社長:谷本 光博、資本金:200億円、以下岩谷産業)は、金属粉、
金属化合物粉の新素材開発分野において資本業務提携する
ことで合意致しました。今後、MWCCが技術開発を担当し、岩谷産業が持つ事業基盤を
生かしながら、高機能材料の事業化を目指します。
MWCCは、マイクロ波で『世の中のモノづくりを変える』ことを目標に、広範な領域でマイクロ波加熱の
可能性を追求しています。
岩谷産業のマテリアル事業では、ミネラルサンドや各種レア・アースの取扱をしており、研究機関や他社の
協力のもと新しい材料開発にも力を入れています。
ナノマテリアル分野では、マイクロ波の特性および特徴を生かした従来とは異なる特色ある機能材料の創出が
可能です。IoT社会の進展により、自動車の自動運転化に向けた電子機器や、家電製品・スマートフォンの小型
高機能化が求められており、マイクロ波技術を用いることによりこれらの課題を解決することができます。岩谷
産業が商品企画・マーケティングを担当し、MWCCが保有するマイクロ波化学プラットフォーム技術※を活用し
た、世の中に必要とされる次世代材料の開発を目指します。
【※マイクロ波化学プラットフォーム技術】
電子レンジにも使われている「マイクロ波」の技術を活用し、分子レベルでものづくりをデザインすることで、
従来法では技術的に製造困難であった新素材の開発や、省エネ・高効率・コンパクトな製造プロセスを可能とし
ます。
化学プラントなど材料製造の現場では伝熱工程において、従来は、間接的に全体を加熱してエネルギーを伝達し
てきました。一方、マイクロ波は、直接、特定の分子や物資だけにエネルギーを伝達できるため、従来法と比較
して、反応時間の短縮や、温度ムラがない均一な反応を、実現することができます。
【会社概要】
マイクロ波化学(株) | 岩谷産業(株) | |
1.設 立 | 2007年8月 | 1945年2月 |
2.所在地 | 大阪府吹田市山田丘2-8 | 大阪本社:大阪府大阪市中央区本町3-6-4東京本社:東京都港区西新橋3-21-8 |
3.資本金 | 38億14百万円(資本準備金を含む) | 200億96百万円 |
4.事業内容 | ①マイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリング ②マイクロ波化学プロセスを活用した製品製造における合弁事業、ライセンス事業 ③マイクロ波化学プロセスを活用した製品の製造・販売 | ①LPガス、カセットこんろを中心としたエネルギー事業②工業用ガスやロボットなどの産業ガス・機械事業③ミネラルサンドやレア・アースなどのマテリアル事業④冷凍食品や健康食品などの自然産業事業 |
5.社員数 | 41人 | 1,464名(2017.10.31現在) |
<本件に関するお問い合わせ>
マイクロ波化学株式会社 管理部 TEL:06-6170-7595 Email:info@mwcc.jp
岩谷産業株式会社 広報部 TEL:03-5405-5851