プロジェクト紹介
PlaWave®の社会実装実現に向けて
さまざまなプロジェクトが進んでいます。
プラ別マイルストーン一覧
まずは年間1万tをターゲットとし、化学メーカー等と共同で社会実装を⽬指しています。
国内生産量 (1000t) |
取り組み | |||||
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ラボ検証 | ベンチ検証 | パイロット 検証 |
社会実装 |
共同開発 (公表済み) |
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ポリプロピレン | 2,463 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ポリエチレン系 | 2,452 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
塩化ビニル樹脂 | 1,625 | ○ | ||||
ポリスチレン系 | 1,202 | ○ | ○ | ○ | ||
PET | 354 | ○ | ||||
フェノール樹脂 | 296 | |||||
ポリカーボネート | 281 | ○ | ||||
ポリアミド系 | 230 | ○ | ○ | |||
ポリビニルアルコール | 199 | |||||
ポリウレタン | 178 | ○ | ○ | ○ | ||
メタクリル樹脂 | 139 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
その他樹脂 | 1,035 | ○ | ||||
合計 | 12,328 |
2021年国内プラスチック種別生産量とMWCCマイルストーン(2023年4月末時点)
大型化ロードマップ
2021年度に小型実証、2022年度に大型実証を開始しました。今後さらなるスケールアップを行い、2024年度に初号機の社会実装を目指しています。
大型化プロジェクト一覧
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PMMA
三菱ケミカル株式会社
PMMA(アクリル樹脂)のケミカルリサイクルの事業化に向け、2021年6月に当社大阪事業所内に実証プラントを建設し、事業化に向けた実証試験を進めてきました。2024年度にPMMAのケミカルリサイクル量産設備を三菱ケミカル株式会社の事業所に導入予定です。
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ASR、SMC
三井化学株式会社
マイクロ波技術を用いて、これまでリサイクルが難しかった混合プラスチックであるASR(自動車シュレッダーダスト)やバスタブや自動車部品などに使用されるSMC(熱硬化性シートモールディングコンパウンド)などの廃プラスチックを、直接原料モノマーにケミカルリサイクルする技術の実用化を目指した取り組みを2021年度より開始しました。
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軟質ポリウレタンフォーム
三井化学株式会社
三井化学株式会社とマイクロ波技術を用いて、マットレスなどに使用される軟質ポリウレタンフォームの廃材を分解し、直接原料にケミカルリサイクルする技術の実用化を目指した小型実証を2022年度より開始しました。
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容器包装リサイクルプラ
株式会社レゾナック
マイクロ波を用いて使用済みプラスチックから基礎化学原料を直接製造するケミカルリサイクル技術の共同開発を2021年度より開始しました。容器包装などに用いられた使用済みプラスチックにマイクロ波を照射して分解し、エチレンやプロピレンなどの基礎化学原料を製造する技術の開発に取り組みます。
(遷移先の社名はレゾナック様の旧社名昭和電工と記載されています) -
ポリアミド66
旭化成株式会社
マイクロ波技術を用いて、自動車向けエアバッグ、自動車部品等に使用されるポリアミド66の製造工程で発生する端材、使用済み廃材をマイクロ波を用いて解重3し、直接モノマーに戻すケミカルリサイクル技術の実用化を目指した共同実証試験を開始しました。
小型化(Spider)ロードマップ
これまで蓄積した基盤技術を元に油化プロセスを洗練し、2024年度に小型装置の初号機完成を目指します。同時並行で事業開発を行い、2025年度から小型分散型事業を本格的にスタートさせます。
小型化プロジェクト一覧
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小型分散型システムの実証
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
大阪府の「令和4年度 カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金」に申請・採択されました。
本事業では、ケミカルリサイクルの小型分散型システム構築に向けた実証を実施し、小規模で高効率のリサイクル装置を地域に普及させることにより、廃棄プラスチックの発生源から近い立地で再資源化を行う効率的な仕組みを構築することを目指します。 -
小型分散型ケミカルリサイクル
横河ソリューションサービス株式会社
マイクロ波を用いた高効率なプラスチック分解技術と、熱分解プロセスの連続制御による自動化技術やエネルギーマネジメントシステムを組み合わせることにより、小規模で高効率なケミカルリサイクルシステム“Spider”を構築することを目指します。