マイクロ波を活用した環境負荷の低い革新的な炭素繊維（CF）製造に関する基盤技術確立

三井化学株式会社
マイクロ波化学株式会社

三井化学株式会社（東京都港区、代表取締役社長：橋本修、以下 三井化学）及びマイクロ波化学株式会社（大阪府吹田市、代表取締役社長：吉野巌、以下 マイクロ波化学）は、両社で検討しておりました環境負荷の低い革新的な炭素繊維（CF）製造に関する基盤技術を確立しました。

本技術は、CF製造工程中で最もエネルギー消費の大きい耐炎化プロセスに加え、炭化プロセスの両工程を一貫してマイクロ波により焼成する革新的なものです。従来法と比較し、エネルギー消費量が50％削減され、処理時間も大幅に短縮し、装置をコンパクトにすることが可能です。また、再生可能エネルギーを使用することでより大幅なCO₂排出削減が期待できます。その技術検証をさらに進めるために、実証設備の導入についても検討を進めます。

今後も、両社でLCA(Life Cycle Assessment)を通してバリューチェーン全体での低炭素化を目指し、モビリティ分野など今後CFが適用される産業においてカーボンニュートラル推進のニーズに応えていきます。

【ご参考】
2021年11月18日リリース
三井化学株式会社とマイクロ波を用いた廃プラスチックのダイレクト・モノマー化の取り組み開始について
https://mwcc.jp/cms/news/868/

【本件に関するお問い合せ】

マイクロ波化学株式会社　
広報担当　奥中
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三井化学株式会社　
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