2021.01.12PRESS RELEASE

核酸医薬研究の先駆者である小比賀聡教授が当社の技術アドバイザーに就任します

令和3年1月12日
マイクロ波化学株式会社

核酸医薬研究の先駆者である小比賀聡教授が
当社の技術アドバイザーに就任します


 マイクロ波化学株式会社(大阪府吹田市)は、この度、核酸医薬研究の先駆者である大阪大学薬学研究科の小比賀聡教授を技術アドバイザーとして迎えることとなりました。

 核酸医薬とは、遺伝情報を司る物質である、DNAやRNAの構成成分であるヌクレオチドおよびその化学修飾体を基本骨格とする医薬品の総称です。低分子化合物や抗体医薬といった従来の医薬品では標的にできないターゲット分子に対して有効であるため、次世代の医薬品として実用化が進んでいます。

  一般的に医薬品開発においては、上市前の有効性評価や安全性評価等にかかる莫大な費用が、研究開発の進展を阻む大きな要因のひとつです。 特に、核酸医薬の場合、その製造費用の低減が重要な課題となっています。

 このような課題に対し、当社はマイクロ波プロセスを適用した手法を用いることで、製造費用削減の可能性を見出しました。さらに、本手法を用いることで、高品質・高純度で 製造できる技術開発も進めています。

 当社は、核酸医薬研究分野で知見を持つ同教授との連携により本手法の技術検証をさらに深め、5年以内を目処に、マイクロ波による核酸医薬製造プロセスの実用化を目指します。


(小比賀聡教授 略歴)
1992年大阪大学 薬学研究科 薬品化学専攻修了。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校化学科博士研究員、科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業・さきがけ研究員を経て、2008年より大阪大学薬学研究科教授。


【マイクロ波化学株式会社について】
2007年創業。マイクロ波を活用した製品製造プロセスの独自開発や、従来技術では製造困難な新素材開発に取り組むベンチャーです。この技術は、医薬、電子材料、食品、燃料など、幅広い分野の製造プロセスへ応用展開が可能で、同社は国内外のさまざまなメーカーとの共同開発や独自プラント立ち上げを進めています。


【本件に関するお問い合せ】
マイクロ波化学株式会社 管理部 奥中

住所:大阪府吹田市山田丘2番8号 テクノアライアンス棟3階
TEL:06-6170-7595 FAX: 06-6170-7596 MAIL:pr@mwcc.jp